2018.11.03
【買取実績】直定作 象嵌鍔を買取いたしました。
買取店「買取屋 東京あきんど」です。
買取屋 東京あきんどでは貴金属製品やブランド品はもちろんの事ですが、刀剣類や古美術品、骨董品や絵画などの美術品全般も買取しております。
この度は直定作の象嵌鍔を買取いたしました。象嵌の細工が繊細で上質な作りの鍔です。
鍔(鐔とも言います。)はご存知の通り刀剣の柄と刀身との間に挟まっている、柄を握る手を防護する武具の名称です。日本国内における鍔の期限は何と少なくとも古墳時代まで遡るそうで装飾付きの大刀に附帯して各地にて発掘されています。鍔は古くは「つみは・津美波」と呼ばれていましたがやがて現在の「つば」と呼ばれるようになりました。
日本刀の刀装の場合は、太刀様式のものではなく打刀様式の日本刀に鍔が付くようになったのは南北朝時代から室町時代に入った時期であり、下級兵士である足軽が用いるような普及品レベルの刀装に至るまでに大型の鍔が付くようになったのは江戸時代の大阪の陣前後のことだそうで、安土桃山時代の頃ではまだ消耗品としての低級な刀装では鍔自体がないか、付いていたとしても総じて小振りなものであった事が各種資料や寺社の遺品などから伺われます。
材質は鉄・銅・金・銀・真鍮もしくはそれらの合金や複数の素材を組み合わせたものが使われました。安土桃山期には純度の高い金を鍔そのものの材質とした金無垢のものが登場しています。また平安期から戦国期においては「練革(ねりかわ)」と呼ばれる、革を切り出して漆や膠で塗り固めものが太刀を中心に用いられていました。
また日本刀と同様、鍔(無銘でも)にも鑑定書(認定書)が付いているものがあります。鑑定書が付いているものの方が高額になる可能性はもちろん高いですが、鑑定書が付いていないものでも作りによっては高額になる十分あります。
今回お持ち頂いたお品も鑑定書こそ有りませんでしたが、象嵌細工が細やかな良作であった為、高額査定にてご案内させて頂きました。この度はお譲りいただき、誠にありがとうございました。
只今、買取屋 東京あきんどでは刀剣類をはじめ、骨董美術品を強化買取中です!!
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当店では必ずご満足いただける価格をご案内いたします。
ぜひご来店くださいませ!!
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